EXHIBITIONS

出逢い-相田みつを展

2020.04.03 - 05.10

相田みつを 一生感動 1990 相田みつを美術館蔵

相田みつを 逢 1979 相田みつを美術館蔵

 書家・詩人として多くの人々から親しまれている相田みつを(1924〜1991)。「自分はこの筆一本で生きていく」という決意のもと、その生涯を自身の書の追求に捧げた。

 晩年の代表作《にんげんだもの》(1980)をはじめ、短い詩を様式にとらわれない文字で書いた作品は、ときに励ましを、ときに人生への深い洞察をもたらし、いまもなお世代を超えて人々の心に刻まれている。

 本展では、相田みつを美術館(東京)の所蔵品から、初公開作品や愛用品を含む約180点を紹介。代表的な書、屏風を含むろうけつ染の作品、老舗菓子店の包装紙をはじめとするデザインワークのほか、中学生時代に描いた絵画や、相田みつをが愛用した筆、硯などの貴重な資料を展示し、初期から晩年に至るまでの活動の軌跡をたどる。