EXHIBITIONS

清宮質文 生誕100年

2017.09.04 - 09.30

清宮質文 夏の終り 1967

清宮質文 夏の終り 1967

清宮質文 行手の花火 1981

 夕日やチョウ、ガラス瓶などははかないものをモチーフに、静謐な作風で詩的な心象世界を表現した版画家の清宮質文(1917-91)。

 清宮は画家の清宮彬の長男として生まれ、35年に同舟舎絵画研究所に入り、銅版画家の駒井哲郎と出会う。画家を志して37年に東京美術学校油画科に入学。在学中は藤島武二、田辺至に師事し、銅版画も試みた。53年より創作活動に専念し、主に木版画を制作。サエグサ画廊での初個展を経て、60年より南天子画廊を発表の場とした。
 
 本展では、清宮の生誕100年を記念し、木版画およそ30点を展示する。