EXHIBITIONS
石田智子展
石田智子は、紙撚(こより)を幾層にも重ね合わせて独自の世界を表出する美術作家。石田がつくり出す幻想的な作品は、ポーランドの「第9回国際タペストリー・ビエンナーレ」大賞・美術賞(1998)や、ベルギーの「第9回国際レース・ビエンナーレ」ファビオラ女王大賞(2000)にも選ばれるなど、国内外で高い評価を得ている。
石田は1958年大阪府生まれ。82年に京都精華大学美術学部染織科卒業後、ファイバーアーティストとして活動。現在は福島県三春町に在住し、寺に嫁いで膨大な仕事を日々こなすなかで、紙撚による作品の制作を始める。
参拝者が持参する思いのこもった供物の包装紙がきっかけとなり、制作の時間・素材・場所などすべてが日常の営みと共存するかたちで始まった作業。紙撚ひとつひとつを織るように組み合わせることで、展示空間を含めた大きな作品を生み出す。
石田は、会場の特徴を活かしながら作品の展示方法や演出を変化させる。本展では展示室を、壮大にして静謐な世界に変貌させる。
石田は1958年大阪府生まれ。82年に京都精華大学美術学部染織科卒業後、ファイバーアーティストとして活動。現在は福島県三春町に在住し、寺に嫁いで膨大な仕事を日々こなすなかで、紙撚による作品の制作を始める。
参拝者が持参する思いのこもった供物の包装紙がきっかけとなり、制作の時間・素材・場所などすべてが日常の営みと共存するかたちで始まった作業。紙撚ひとつひとつを織るように組み合わせることで、展示空間を含めた大きな作品を生み出す。
石田は、会場の特徴を活かしながら作品の展示方法や演出を変化させる。本展では展示室を、壮大にして静謐な世界に変貌させる。