EXHIBITIONS

篠田優+岩崎広大「imshow」

2020.02.13 - 02.25

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岩崎広大

岩崎広大

篠田優

篠田優

 岡田翔のキュレーションによる展覧会「imshow」を開催中。本展は、キュレーターである岡田翔が篠田優と岩崎広大による作品を再解釈し、展示空間を構成することで、作家の眼差しやそれに伴うフレーミングという行為の顕在化を試みている。

 篠田は1986年長野県生まれ、2013年東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。明治以降につくられた洞窟陣地や、解体を前にした建築の見逃されてしまうような細部をとらえた作品を発表。主な受賞歴に、塩竈フォトフェスティバル写真賞 大賞(2013)、EINSTEIN PHOTO COMPETITION X2 岩渕貞哉賞(2012)がある。

 岩崎は1994年東京都生まれ、東京藝術大学美術研究科油画専攻に在籍。主な作品に、人間以外の視点から環境や風景にアプローチするため、昆虫標本に様々な写真技術を用いて制作した「かつて風景の一部だったものに、風景をプリントする。」シリーズや、昆虫が羽化する際に開けた樹皮の穴を利用したピンホールカメラで撮影を行う作品《LANDSCAPER》がある。

 本展のタイトル「imshow」とは、コンピュータでイメージを表示させる際に用いられるプログラミング言語。2人の作家がどのように世界を見て切り取り、またはイメージを作品として受け入れるのかに着目する。