EXHIBITIONS

河合政之「カオスモス」

2020.02.22 - 03.22

Installation view at ART BASEL Hong Kong 2018 Courtesy of MORI YU GALLERY

Video Feedback Configuration No.10 Mirrored 1, 2019, video processors, video monitor, cables, stainless steel, wood Courtesy of MORI YU GALLERY

Trans-flux No4 Square, 2019, plexiglass, video monitor with media player, video data/60min Courtesy of MORI YU GALLERY

 哲学的で独創的な映像作品で注目を集めるアーティスト・河合政之の個展が開催。本展では、カオスとコスモスの融合を意味する「カオスモス」というテーマのもと、アナログな映像機材を用いた作品シリーズ「ヴィデオ・フィードバック」が展示される。

 河合は1972年大阪府生まれ。一貫して映像の本質を問い、映画や現代美術、メディア・アートなど既成のジャンルにとらわれない幅広い活動を展開。これまで世界30ヶ国以上で作品を発表してきた。近年ではアート・バーゼル香港2018や台北當代2020など、海外を中心に高い評価を受けている。

 美学の理論家でもある河合は、原理としてシグナルを優先しノイズを排除するデジタルに対し、あらゆる変化や可能性にオープンな「アナログ」こそ、ヴィデオの本質としてとらえている。そうしたアナログな回路を用いた河合の作品は、その一つひとつが一種の生命体であるとともに、有限な世界から無限のカオスに向けて開かれた「カオスモス」であり、見る者を永遠に転変するイメージへと導く。