EXHIBITIONS

長沢明展 オワリノナイフーケイ

2020.02.08 - 04.12

長沢明 Mountain Ⅱ 2007 個人蔵

長沢明 セイメイノキ 2018 個人蔵

長沢明 BOOKSTONE 1999 平綿敏郎氏蔵

長沢明 トララララ・・・ 2008 塚﨑雅雄氏蔵

「本」を土で封じ込めた「土本」シリーズなどで知られる画家・長沢明の初となる美術館個展が開催されている。

 長沢​は1967年新潟県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程日本画専攻修了。94年頃より「祈り」を象徴的に表現した「イコン」シリーズで活動を本格化させ、97年には五島記念文化賞の美術新人賞を受賞。98年まで渡英し、帰国後は横須賀にアトリエを構えて、「本」そのものを土で封じ込める「土本」シリーズや、本を粉砕し再構築した「BOOK」シリーズを発表する。

 2003年頃からはトラをモチーフとして画面全体に描く作風へと移行。近年はトラを神格化し、物語性豊かで明るい色彩の絵画を手がけている。現在、山形県に在住。東北芸術工科大学で教鞭を執りながら旺盛な制作を行う。

 自身の制作について、「初めて見る風景なのに、強烈な懐かしさを感じることがある。ものをつくるときには、その感覚が何であるのか呑込めるように思う」と述べている長沢。本展では、初期の「土本」「BOOK」シリーズ、トラをモチーフにした代表作などに加え、これまで継続して描いているドローイングからなる巨大な《マントラ》やインスタレーション、さらに新作を含む約110点を展示する。