EXHIBITIONS

白子勝之「exhibition 9」

2020.02.01 - 03.01

白子勝之 untitled 2019 © katsuyuki shirako

 白子勝之は1984年滋賀県生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻漆工修了。檜、楢、シナなどから造形に最適な材料や漆・顔料を用いて、静かなたたずまいの作品を制作している。

 白子の代表シリーズは大きく分けて「ASSEMBLE」「CONNECT」「SCATTER」「SCRIBBLE」「JUGGLE」の5つ。いずれのシリーズも、陶芸・漆工・絵画・彫刻・写真と、あらゆるジャンルにおける「美」が、自然界の造形物から得た複雑なモチーフに凝縮されている。

 eN artsでの2年ぶりの個展となる本展では、生物と漆の造形物を絶妙なバランスで組み合わせ、刹那と永遠の美を写真でキャプチャした「CONNECT」シリーズと、彫刻の小作品を展示。素材選びから額装に至るまで、「美」をこだわり抜く白子の作品群を紹介する。