EXHIBITIONS

ハルーン・ミルザ展

展示風景より

 第54回ヴェネチア・ビエンナーレ(2011)で銀獅子賞を受賞したイギリス出身のアーティスト、ハルーン・ミルザ。その個展が現代美術センターCCA北九州 CCAギャラリー(2月11日~3月6日)と、北九州市環境ミュージアム・ドームシアター(2月11日~3月29日)の2会場で開催される。

 ミルザは1977年生まれ。ロンドンを拠点に活動。 干渉し合う光や音、電流を使って、その場の状況を精査していくようなインスタレーションで知られている。

 ミルザの立体作品やパフォーマンス、没入型のインスタレーションは、自ら経験することについて、認知可能な領域を探るもの。電気媒体が引き起こす目に見えない不安定な現象を、日用品やレコードプレーヤー、楽器、LEDライト、またほかのアーティストの作品を引用したオブジェなど様々な素材とつなげ、「ノイズ」「音」「音楽」を分類する思考への疑問を問いかけている。

 本展では、CCAギャラリーと北九州市環境ミュージアム・ドームシアターの2つの場所で新作を発表。CCAギャラリーでは、アンチ・フォームの概念を取り入れ、LEDライトとケーブルで幾何学的な線形をつくり出す「ライト・ワークス」シリーズを展示し、空間的な環境とそれを取り巻く建築構造を浮き彫りにする。

 いっぽうドームシアターでは、北九州出身で、現在はフランスを拠点に活動するダンサー・宮内絵梨佳と共作した映像インスタレーションを公開する。