EXHIBITIONS

クリエイションの未来展 第21回 宮田亮平監修

九つの音色-Reflection-

2020.01.27 - 03.24

展示風景 撮影=白石ちえこ

展示風景 撮影=白石ちえこ

大樋年雄 発見した小惑星 麗凛 2017

佐伯守美 象嵌泥彩樹林文花瓶 2019

須田賢司 栃と黒柿のリコーダーのための箱一対「星彩」 1992

田口義明 乾漆青貝蒔絵香器 2018

中島宗晧 無 2019

福王寺一彦 月華舞う蝶 1995 ©︎ 2020FUKUOJIKazuhikoJASPAR

藤田潤 風なびく 2017

三田村有純 黒い月 輝く 2015

宮田亮平 シュプリンゲン20-0 2019

「クリエイションの未来」は、日本の建築・美術界を牽引する4人のクリエイター、清水敏男、宮田亮平、伊東豊雄、隈研吾を監修者に迎えた展覧会シリーズ。

 その第21回では、金工家・宮田亮平の監修による「九つの音色―Reflection―」展が開催。宮田も一員に含まれる、日本の工芸藝術の異なる領域の美術家からなる運動体「九つの音色」の作品が展示される。

「九つの音色」は2000年に結成。メンバーは、大樋年雄(陶藝)、佐伯守美(陶藝)、須田賢司(木工藝)、田口義明(漆藝)、中島宗晧(書)、福王寺一彦(日本画)、藤田潤(硝子工藝)、三田村有純(漆藝)、宮田亮平(金工)の9人。表現分野の垣根を超えて作品発表し、日本独自の藝術のあり方を探ることを目指し結成された。

 同グループはこれまで国内外で展覧会を開催してきたが、先回の展覧会から10年の時を経てこのたび6回目の展覧会が実現。この10年間で9人の作家は、教えを受ける側から師の立場となり、現在の日本の美術工藝界を牽引している。メンバーには日本藝術院賞受賞者や重要無形文化財保持者も含まれる。

 近年、繊細な美と独自の技法は国内外で高い人気を得ている現代の日本工藝美術。本展では、その最前線にある9人の作品を展示する。

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、3月3日~4月1日まで臨時休館。今後の状況により、休館を延長する場合あり。