EXHIBITIONS
サンドラ・シント展「コズミック・ガーデン」
ブラジル・サンパウロを拠点に制作を続けるアーティスト、サンドラ・シントの個展が開催される。
シントは1968年サント・アンドレ生まれ。90年代初頭より世界各地で作品発表を始め、星や結晶、波などをモチーフとしたドローイングを軸に、空間と関わり合いを持つインスタレーションを数多く手がけてきた。
日本では、豊田市美術館(2008)や、青森公立大学国際芸術センター青森での滞在制(2015)に参加したほか、シアトル美術館が運営するオリンピック彫刻公園の壁画作品などパブリックアートも制作。また、パートナーであるアーティストのアルバーノ・アフォンソとともに「アトリエ・フィダルガ」を主宰し、ブラジル国内外にて展覧会やレジデンシーなどの芸術交流も積極的に行ってきた。
シントにとって主体としてきたドローイングは、人々の体験や記憶、夢を共有するひとつの内省的な言語でありながら、時間と向かい合うひとつの重要な方法でもあり、瞑想や休息をも意味する。シントが描き出す、荒れ狂う海や暴風雨といった人間の力がおよばない崇高な光景は、自然の力による破壊や暴力そのものではなく、カタストロフや混沌といった状況に直面したときの私たちの感情と向き合う時間を問いかけている。
本展では、宇宙を象徴的に表す青のグラデーションを用いながら、生命の流動や宇宙の時空を抽象的に重ね合わせたインスタレーションを展開。シントと親交のあるアーティスト数名との共同作業で制作を行い、ドローイングの反復的なリズムや波動が互いの瞑想のなかでつながり合い、共鳴する空間を生み出す。
※銀座メゾンエルメス フォーラムは6月4日より営業を再開。来場にあたっての注意事項、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための対策は公式ウェブサイトにて案内。
シントは1968年サント・アンドレ生まれ。90年代初頭より世界各地で作品発表を始め、星や結晶、波などをモチーフとしたドローイングを軸に、空間と関わり合いを持つインスタレーションを数多く手がけてきた。
日本では、豊田市美術館(2008)や、青森公立大学国際芸術センター青森での滞在制(2015)に参加したほか、シアトル美術館が運営するオリンピック彫刻公園の壁画作品などパブリックアートも制作。また、パートナーであるアーティストのアルバーノ・アフォンソとともに「アトリエ・フィダルガ」を主宰し、ブラジル国内外にて展覧会やレジデンシーなどの芸術交流も積極的に行ってきた。
シントにとって主体としてきたドローイングは、人々の体験や記憶、夢を共有するひとつの内省的な言語でありながら、時間と向かい合うひとつの重要な方法でもあり、瞑想や休息をも意味する。シントが描き出す、荒れ狂う海や暴風雨といった人間の力がおよばない崇高な光景は、自然の力による破壊や暴力そのものではなく、カタストロフや混沌といった状況に直面したときの私たちの感情と向き合う時間を問いかけている。
本展では、宇宙を象徴的に表す青のグラデーションを用いながら、生命の流動や宇宙の時空を抽象的に重ね合わせたインスタレーションを展開。シントと親交のあるアーティスト数名との共同作業で制作を行い、ドローイングの反復的なリズムや波動が互いの瞑想のなかでつながり合い、共鳴する空間を生み出す。
※銀座メゾンエルメス フォーラムは6月4日より営業を再開。来場にあたっての注意事項、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための対策は公式ウェブサイトにて案内。