EXHIBITIONS

小池一馬

2020.01.24 - 02.22

Installation View of Solo Exhibition at TEZUKAYAMA GALLERY, 2020 Photo by Hayato Wakabayashi

Installation View of Solo Show at AISHONANZUKA, 2019

小池一馬 BC190426 2019 個人蔵

小池一馬 BC180722 2018 Photo by Hayato Wakabayashi

小池一馬 BC180726 2018 個人蔵

小池一馬 TP191218 2019

小池一馬 WC190204 2019 個人蔵

 大阪を拠点に活動するアーティスト、小池一馬の個展が開催されている。

 小池は1980年生まれ。幼少期をアルゼンチンのブエノスアイレス、高校時代をスペインのバルセロナで過ごし、2003年に日本大学藝術学部美術科彫刻専攻を卒業。12年に関東から関西へ拠点を移して、大阪や東京、香港、ニューヨークなどで作品を発表してきた。

 近年、小池は古代の神仏像や植物をモチーフとしたセラミック彫刻や、水彩ドローイング、ペインティングを制作。「架空の古代遺物」をテーマに、異なる場所/時代に由来する遺物のイメージをミックスしてつくられる作品は、どこにも属していないかのような独特の浮遊感を纏っている。また、作品のなかで用いられる植物のイメージは「人の創造を越えた形」に対するスタディであると小池は言う。

 19年にAISHONANZUKA(香港)で開催された個展「Solo Show」」では、セラミック彫刻と水彩ドローイングとともに、植物や日用品などを巧みに組み込んだインスタレーションを発表。セラミック彫刻は展覧会の初日を迎える前に完売するなど、アジアを中心としたアートコレクターから高い支持を獲得した。

 本展では、「偶像のポートレイト」を特徴的な凹凸で描いたペインティングシリーズの新作に加え、セラミック彫刻や水彩ドローイングなど約40作品を発表する。