EXHIBITIONS
生誕120年・没後100年 関根正二展
大正時代を生きた夭折の画家・関根正二の過去最大規模となる回顧展が開催される。
1899年福島県に生まれ、ほぼ独学で絵を志した関根。北方ルネサンスをはじめとする西洋絵画に感銘を受けて、天性の素描力に独自の色彩感覚を開花させた。16歳のときに二科展に初入選。その後、5年に満たない画業のなかで「関根のヴァーミリオン」と称賛された美しい朱色を特徴とする独自の作風を確立した。デカダンス文学や独自の宗教観に基づいた幻視性を帯びた関根の作品群は、見る者に時代を越えて訴える、儚くも鮮烈な魂の響きを感じさせる。
本展では、関根が短い生涯に残した貴重な油彩作品に加え、100年ぶりに発見されたパステル画《少女》(1919)や初公開の作品・資料類、また伊東深水や村山槐多、東郷青児ら関連作家の作品を交えて展示。関根の出身地である福島と、関根作品を多数所蔵する三重の両県立美術館とともに多角的に重ねてきた調査の成果を紹介する。
※新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、神奈川県立近代美術館は2020年3月末まで休館。これに伴い、本展の開催を中止。
1899年福島県に生まれ、ほぼ独学で絵を志した関根。北方ルネサンスをはじめとする西洋絵画に感銘を受けて、天性の素描力に独自の色彩感覚を開花させた。16歳のときに二科展に初入選。その後、5年に満たない画業のなかで「関根のヴァーミリオン」と称賛された美しい朱色を特徴とする独自の作風を確立した。デカダンス文学や独自の宗教観に基づいた幻視性を帯びた関根の作品群は、見る者に時代を越えて訴える、儚くも鮮烈な魂の響きを感じさせる。
本展では、関根が短い生涯に残した貴重な油彩作品に加え、100年ぶりに発見されたパステル画《少女》(1919)や初公開の作品・資料類、また伊東深水や村山槐多、東郷青児ら関連作家の作品を交えて展示。関根の出身地である福島と、関根作品を多数所蔵する三重の両県立美術館とともに多角的に重ねてきた調査の成果を紹介する。
※新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、神奈川県立近代美術館は2020年3月末まで休館。これに伴い、本展の開催を中止。