祝いと酔独楽

　KIGI（植原亮輔・渡邉良重）による体験型アートプロジェクト「酔独楽」が、「祝い」をテーマに新たなパフォーマンスを展開。参加者とともに、新年のハレの日にふさわしい「酒」「独楽」「書」で、年の初めを祝う。

　パフォーマンスは1月11日〜2月16日にかけて実施。また「祝い」の儀式を見守るべく、ギャラリーでは日本の伝統的な妖怪たちが登場する平面作品が展示される。

　パフォーマンスでは、参加者はまず「自身にとっての祝いの言葉」を、利き手とは反対の手で書く「酔書（よいしょ、KIGI + 酔独楽プロジェクトによる造語）」で表現。その後、「廻し人」がコマのように回した盃で酒を飲む「酔独楽」を体験し、妖怪たちに囲まれた空間で新年をほろ酔いで祝う。なお、「酔書」は平安時代からの歴史を持つ京都の武信稲荷神社に奉納される（希望者のみ）。

　本展の期間中には、KIGIが在廊予定。また2月1日には、クリエイティブディレクターの高崎卓馬をゲストに迎えたトークイベント「酔独楽とオートリバース」も開催される。