EXHIBITIONS

村井正誠 あそびのアトリエ

2020.02.08 - 04.05

村井正誠 子供と青衣の母 1953

村井正誠 四つのパンチュール 1940

村井正誠 人 1978

 洋画家・村井正誠は、戦前は新時代洋画展や自由美術家協会、戦後はモダンアート協会の創立メンバーとして活動し、画壇に新風を送り続けた抽象絵画のパイオニア。村井は一貫して「人」をテーマとし、おおらかであたたかな独特の雰囲気の絵画を描いたほか、様々な素材によるオブジェ制作にも取り組み、かわいらしさやユーモアに溢れた作品を手がけた。

 1929年に渡仏し、当時の最先端の美術潮流を体験した村井は、39年から世田谷区中町に自宅兼アトリエを構え、終生同じ場所で創作を続けた。そのアトリエは現在、建築家・隈研吾の設計で画室をそのまま内部に保存した美術館となっており、村井の造形世界を凝縮したように、自作品が民芸品などの愛着の品々とともに並んでいる

 本展では、版画やオブジェ、素描など村井の多彩な創作活動と、作品が生み出されたアトリエを紹介。村井の造形にひそむ「あそび」の精神を探る。