EXHIBITIONS

ART LEAP 2019

潘逸舟「いらっしゃいませようこそ」

神戸アートビレッジセンター
2020.02.22 - 03.15

メインビジュアル

作品制作の様子

 神戸アートビレッジセンターの公募プログラム「ART LEAP」にて、社会と個の関係性に問いを投げかける美術家・潘逸舟(はん・いしゅ)の大規模個展が開催される。

 潘は1987年上海生まれ、東京を拠点に活動。2012年に東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。社会と個の関係のなかで生じる疑問や戸惑いを、自らの身体や日用品を用いて、映像作品、インスタレーション、写真、絵画など様々なメディアで表現している。

 潘は本展のテーマを「移動する身体」として、2019年7月より、神戸における移民の歴史や外国人移住者/労働者の現状を探るためのリサーチを実施。多くの日本人が神戸港から海に渡り、移民となった約150年前の歴史、そして労働力を送り出す側だった日本が労働力を受け入れる側に変化し、異なるルーツを持つ人々の暮らしが複雑に入り組んだ現在の神戸を見つめた。

 本展タイトルの「いらっしゃいませようこそ」は、「歓迎」を意味する言葉であり、優しく開かれた場所/展覧会でありたいという意図を込めたもの。本展では「消費社会」と「労働力」を背景に、潘が労働者とともに働いた実体験と、神戸でのリサーチ活動から着想を得た新作を通して、個人と社会のあいだに存在する見えない関係性に光を当てる。