Kyoto Art for Tomorrow 2020

「京都府新鋭選抜展」は、京都の地で新しい芸術の創造に取り組む新進の若手作家を顕彰し紹介する展覧会として、60年以上にわたって続いてきた。今回は「Kyoto Art for Tomorrow 2020」と題して、京都文化博物館の本館にて、選考委員により選抜された才能あふれる若手作家40名の作品が集う。

　出品作家は、荒川朋子、イガわ淑恵、井尻杏那、伊藤学美、井上裕加里、今井完眞、江川恵、河野愛、菊池和晃、菊池ルイ、貴志在介、来田広大、葛本康彰（葛は、正しくは勹にヒ）、顧洛水、小出麻代、高資婷、幸山ひかり、小嶋晶、小林椋、近藤大祐、阪本結、白井聡子、新宅加奈子、大東真也、髙畑紗依、武田めぐみ、田辺桂、中村潤、西村涼、橋本知成、松延総司、松本さやか、松元悠、水田寛、三橋卓、宮本大地、森田具海、柳瀬安里、山岡明日香、若林亮。

　また別館ホールでは、京都府新鋭選抜展出身作家であり、国際的に活躍するアーティスト・宮永愛子による、時を視覚化したインスタレーションの特別展示が行われる。

　伝統に新たな価値観を取り入れながら革新を重ねる京都の芸術文化を背景として、現代を生きる若い作家たち。みずみずしい感性で時代を切り開き、新しい歴史を紡いでいく瞬間に立ち会いたい。