EXHIBITIONS

目黒区美術館コレクション展

越境者たち-BEYOND THE BORDERS(ビヨンド・ザ・ボーダーズ)

同時開催:山下新太郎のファミリーポートレート

2020.02.15 - 03.22

諏訪直樹 無限連鎖する絵画 Part2 No.13〜31 展示風景(目黒区美術館)

川村清雄  高砂 大正期~昭和初期 目黒区美術館蔵

下村良之介 鳥たちの壁A 1964(昭和39)年 目黒区美術館蔵

星野眞吾  喪中の作品(碧) 1965(昭和40)年 目黒区美術館蔵

山下新太郎 山下みね像 1926(大正15)年 目黒区美術館蔵

 目黒区美術館の今年のコレクション展では、「越境者たち-BEYOND THE BORDERS(ビヨンド・ザ・ボーダーズ)」と題し、絵画の分野や材質技法にまつわる様々な境界を越えて、新たな芸術表現を目指した画家たちの作品を取り上げる。

 目黒区美術館は、近現代美術の流れとその特徴を理解するための体系的なコレクションを形成していくという基本方針のもと、まだ美術館が開設準備室だった1981年から、主に日本人画家と欧米との関わりに焦点を当てた作品を収集。そして87年の開館以降は、様々な視点で近現代美術を切り取り、展覧会としてまとめると同時に、毎年「目黒区美術館コレクション展」として、コレクションを紹介してきた。

 本展では、無限に展開する空間表現を目指した諏訪直樹、日本の近代絵画の新たな地平を拓いた川村清雄、そして「パンリアル美術協会」の画家たち、星野眞吾、三上誠、下村良之介の作品などを展示。また、同館の所蔵作家・山下新太郎の特集展示も同時開催する。