EXHIBITIONS

中岡真珠美

note:再訪、サカイメ

2017.08.21 - 09.02

中岡真珠美 Study-地と図- 

中岡真珠美 Study-地と図- 

 中岡真珠美は風景を写真におさめ、その景色そのものを描くのではなく、反覆するイメージから不定形な新たな輪郭を描くことで絵画を描く。

 2015年~16年にかけ、タイのチェンマイ大学に講師として赴任した中岡はコンドミニアムの近く、長い時間をかけて建物を解体と再建(リフォーム)している現場を観察。完成を目指しながらも効率を重要視せず、最短の道のりでは進行しないタイの人々の生産のあり方に関心を寄せ刺激を受けたと語る。

 現場で目の当たりにした様相をモチーフとした本展では、それらを対象に描く事で、画面の中から立ち上がる奥行きや、筆致から誘発される動線など、絵画空間としての着地点を模索。同じモチーフながらも異なるアプローチにより制作された作品を発表する。

 それまで取り組んできた絵画の余白についての試みに「フレーム」の要素を取り入れ、現地で調達した織物、カンヴァス、再生紙など数種の支持体や画布によって異なる余白や空間が生まれ、それらが「フレーム」としてどのように画面に影響するのかを試みる。