EXHIBITIONS

ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展

2020.01.02 - 03.08

© tupera tupera

『パンダ銭湯』 2013 © tupera tupera/絵本館

『しろくまのパンツ』 2012 © tupera tupera/ブロンズ新社

 絵本やイラストレーションをはじめ、アニメーション、ワークショップなど様々なジャンルで活躍するユニット「tupera tupera(ツペラ ツペラ)」による展覧会が開催されている。

 tupera tupera(亀山達矢+中川敦子)は2002年、布雑貨の制作から活動を開始。04年、飾れるジャバラ状の絵本『木がずらり』を皮切りに、絵本制作で活動の場を広げ、造本においてもユニークな『しろくまのパンツ』(2012)、パンダの秘密を暴く『パンダ銭湯』(2013)など、斬新なアイディアとユーモアあふれる話題作を次々と発表してきた。また19年には、絵本作家・やなせたかしの遺言をもとに創設された、子供のための絵本や作詞・作曲などの制作活動を表彰する「第1回やなせたかし文化賞大賞」を受賞した。

 本展は、「人とつながることで新しいものが生まれる」というtupera tuperaの絵本をはじめとする、ユニークで多彩なものづくりの軌跡をたどる初の大規模展覧会。紙を切り、台紙に貼り付けて制作された代表作の絵本原画を中心に、立体作品やイラストレーション、映像作品など約300点を紹介する。