EXHIBITIONS

多彩な表現展

―陶板で魅せるジャポニスムの時代―

2020.01.11 - 03.29

左から、ゴッホ《タンギー爺さん》、歌川広重《亀戸天神境内》《亀戸梅屋舗》 展示予定作品 ※すべて陶板による原寸大複製

俵屋宗達 風神雷神図屏風 国宝 展示予定作品 ※陶板による原寸大複製

 世界の美術を体感できる陶板名画の美術館、大塚国際美術館が企画展「多彩な表現展 ―陶板で魅せるジャポニスムの時代―」を開催。日本特有の自然環境や文化、歴史、精神性を強く映し出す浮世絵と、西洋名画の複製陶板を同時展示する。

 大塚国際美術館は、古代壁画から現代絵画まで、西洋美術史を代表する名画を陶板で原寸大に再現した1000余点を常設展示。陶板による複製画は、間近での鑑賞や手で触れるなど、芸術を身近にできる体感をもたらす。

 本展で新たに展示されるのは、葛飾北斎の「富嶽三十六景」のなかでもとりわけ評価の高い《神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)》をはじめとする浮世絵や、菱川師宣の肉筆画《見返り美人図》など。

 印象派を中心として西洋名画に影響を与えた浮世絵や日本美術の作品と、美術館の常設作品とを比較展示し、浮世絵と西洋名画のつながりについての理解を深める機会を提供する。

※新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のため、3月4日~3月31日まで臨時休館。