EXHIBITIONS

Winter Show

井上光太郎、中村亮一、土屋裕央

2019.12.07 - 2020.01.11

土屋裕央 外枠について 2019

井上光太郎 狭間に 2019

中村亮一 a Study of Identity IV 2019

 KOKI ARTSが毎冬開催するグループ展「Winter Show」の今回は、3人のペインター、井上光太郎、中村亮一、土屋裕央を迎える。

 井上は2005年大阪芸術大学付属大阪美術専門学校藝術研究科絵画コース卒業。05年に兵庫県西宮市に移り住み、夜の高級住宅街を散歩して撮影することを日課としていた。それが絵のモチーフとなり、現在まで続くコンセプトの起点となっている。現在は東京に拠点を移し、グループ展や国内外のアートフェアにも出展。受賞歴に、2014年損保ジャパン美術賞FACE審査員特別賞、2017年シェル美術賞入選など。
 
 中村は2004〜08年までベルリンを拠点に活動。帰国後は「命の連なり、受け継がれるもの」をテーマに作品を制作。15〜16年にポーラ美術振興財団在外研修生としてニューヨーク、ロサンゼルスに滞在し、これを受けて「共存」に潜む問題や課題などに着目している。

 土屋は16年東京造形大学大学院造形研究科美術専攻領域修了。東京・北千住にあるアトリエ、ON MAY FOURTHに入り活動。死の瞬間に見えるものとその境界を想像し、「死」をテーマとしながら平静さを感じさせる作品を描いている。

 本展では、同じ1980年代に生まれ、それぞれに異なる展開を見せる3名の新作ペインティングを展示する。