EXHIBITIONS
ASSEMBLYIII
横浪修 新作展
フィルム写真特有のトーンを持ち味に、ウィットに富む作品を手がけてきた写真家・横浪修が3年ぶりに「Assembly」シリーズの新作を発表する。
横浪は1967年京都府生まれ。87年ビジュアルアーツ専門学校大阪校を卒業後、89年に文化出版局写真部勤務を経て、中込一賀に師事。94年に独立し、ファッションや広告で活躍するいっぽうでプライベートワークの制作にも取り組んでいる。
2010年から始まった「Assembly」シリーズは、同一のコスチュームを纏わせた少女たちを、雪や山、海、森などの自然のなかに連れ出し、自由に遊ばせ解放することで偶然が滑り込む一瞬を撮影。作家があらかじめ計画した設定とは裏腹に、キャストたちの予想外な動作や仕草を招き入れようとする横浪の遊び心と、抜けるような自然との対比が相まって独特な世界観がつくり出されている。
今回の新作で特筆すべきは、以前までのグラフィカルな表現からドキュメンタリー性がより強調され、ストレートフォトに接近して行く変化が垣間見えること。計画性と偶然性という可能性を追い求める横浪の探究が表れた作品となっている。
横浪は1967年京都府生まれ。87年ビジュアルアーツ専門学校大阪校を卒業後、89年に文化出版局写真部勤務を経て、中込一賀に師事。94年に独立し、ファッションや広告で活躍するいっぽうでプライベートワークの制作にも取り組んでいる。
2010年から始まった「Assembly」シリーズは、同一のコスチュームを纏わせた少女たちを、雪や山、海、森などの自然のなかに連れ出し、自由に遊ばせ解放することで偶然が滑り込む一瞬を撮影。作家があらかじめ計画した設定とは裏腹に、キャストたちの予想外な動作や仕草を招き入れようとする横浪の遊び心と、抜けるような自然との対比が相まって独特な世界観がつくり出されている。
今回の新作で特筆すべきは、以前までのグラフィカルな表現からドキュメンタリー性がより強調され、ストレートフォトに接近して行く変化が垣間見えること。計画性と偶然性という可能性を追い求める横浪の探究が表れた作品となっている。