EXHIBITIONS

特別展「発掘された日本列島2019」

地域展「尾張の城と城下町 三英傑の城づくり・町づくり」

2019.11.16 - 12.28

蹲踞(そんきょ)土偶 川原平(1)遺跡 青森県埋蔵文化財調査センター蔵

 日本では全国で毎年8000件以上の埋蔵文化財の発掘調査が行われている。名古屋市博物館では、「発掘された日本列島2019」と題して、そのなかでも近年発掘の成果がまとまった注目の12遺跡を選りすぐって紹介。東北の縄文文化や大量・多様な耳飾り、「水のマツリ」施設を表現した家形埴輪、浅間山噴火で埋まった村の生活道具など、全国で話題となった出土品が揃う。また、被災地の埋蔵文化財の紹介や、「記念物」(史跡・名勝・天然記念物)保護に関する特集展示も設置される。

 本展と同時開催する地域展では、「三英傑」と称される信長・秀吉・家康が関わった尾張地域の城と城下町の発掘成果に注目。戦国那古野城の堀の断面や清須城石垣土台木の復元展示、小牧城石垣で使われた石材など、発掘調査によって明らかになった城づくり・町づくりの様相から、戦国時代から江戸時代に至る変革をたどる。