EXHIBITIONS
主人公「 i 展」
「主人公」は経歴不詳のアーティスト。今年3月に開催されたアートフェア東京2019では、誰でもツイート可能なアカウントとパスワードが記載されたカードを配布し、作家になりすましてツイートすることができる試みを行って、作家がひとりでに拡散・増殖する状況を生み出した。
また絵画作品では、すべてジクレープリントしたキャンバスに部分的な彩色を施す方法で制作。InstagramやYouTubeの撮影時のみ化粧をする最近の若者文化をアレゴリーとして表現している。
本展では、作者と鑑賞者の境界線を取り除くのみならず、作者の存在を忘れさせることをねらいとして展示を構成。すべて「わたし」というタイトルをつけられた作品は憑依の媒体としての役割を担い、それらが雑然と並ぶ空間は、まるでゲームのスタート画面で自分の分身であるキャラクターを選択するかのような感覚をもたらすだろう。
また絵画作品では、すべてジクレープリントしたキャンバスに部分的な彩色を施す方法で制作。InstagramやYouTubeの撮影時のみ化粧をする最近の若者文化をアレゴリーとして表現している。
本展では、作者と鑑賞者の境界線を取り除くのみならず、作者の存在を忘れさせることをねらいとして展示を構成。すべて「わたし」というタイトルをつけられた作品は憑依の媒体としての役割を担い、それらが雑然と並ぶ空間は、まるでゲームのスタート画面で自分の分身であるキャラクターを選択するかのような感覚をもたらすだろう。