EXHIBITIONS

原良介・平川恒太「入り口の森」

2019.11.08 - 2020.01.11

原良介 mozuko 2019

平川恒太 森の茶会-たびの尻滝(秋) 2019

 多摩美術大学美術学部の同門であり、登山を通して交流を重ねてきたアーティストの原良介と平川恒太による2人展が開催される。

 原は1975年神奈川県生まれ。自然物や人物をモチーフに、人と自然との共存や距離感を作品で可視化してきた。「トーキョーワンダーウォール公募2001」でトーキョーワンダーウォール大賞を受賞し注目を集めて以来、「project N 36 原良介」展(東京オペラシティアートギャラリー、2009)、「美術館まで(から)つづく道」(茅ヶ崎市美術館、2019)など様々な展覧会に参加してきた。

 平川は1987年高知県生まれ。近年は「カタストロフと美術のちから」(森美術館、2018)、や「1940’s フジタ・トリビュート」(東京藝術大学陳列館、2018)などに出展し、失われていく歴史の記憶を黒い絵具で描いた絵画で注目された。いっぽうで、「どこから来たか、どこへ行く」(2011〜)や「森の茶会」(2017〜)のシリーズでは、自然の摂理のなかの人間の存在とは何かをテーマとして制作に取り組んでいる。

 山や森を歩いて思索し描く2人の画家の作品は、共存や多様性といった現代の問題を考える入り口となるだろう。