EXHIBITIONS

特別展示|黒川良一

黒川良一 constrained surface 2015

黒川良一 constrained surface 2015

黒川良一 constrained surface 2015

黒川良一 constrained surface 2015

黒川良一 constrained surface 2015

 Takuro Someya Contemporary Artで「特別展示|黒川良一」が開催中。本展は、黒川のオーディオ・ビジュアルの祭典「MUTEK.JP 2019」での出演に合わせ、12月14日まで会期を延長する。

 黒川は1978年大阪府生まれ。ドイツ・ベルリン在住。90年代から「Synesthesia(共感覚)」をテーマに、オーディオビジュアル・インスタレーションなどで実験を始め、聴覚、視覚、触覚の複数感覚の混合状態を作品やパフォーマンスで追求している。

 黒川の作品の特徴のひとつは、作家自身も言及するように、時間軸を含む彫刻的な成り立ちをしていること。音とビジュアル、そして特有のフォルムやコンポジションを持つ造形、そこに鑑賞者の動きや個人個人のインプレッションが合わさることで、さらに新たな感覚をもたらす。そして黒川の作品を構成する音は、自然や社会にあふれる音や独自のアルゴリズムによって生成された音、それらの重なり合うスペクトラムな存在の音など、多くの音はある種のシンフォニーとなって、私たちの意識に新たな展開を予感させる。

 これまでの主な展覧会や演奏会に、テート・モダン(イギリス)、ポンピドゥー・センター(フランス)、ヴェネチア・ビエンナーレ、上海民生現代美術館(中国)など。2010年には、アルス・エレクトロニカ(オーストリア)のデジタル・ミュージック&サウンド・アート部門でゴールデン・ニカ賞(最優秀賞)を受賞。また、これまでに坂本龍一や細野晴臣、高橋幸宏、テクノアーティストの青木孝允、半野喜弘など、多くのミュージシャンとコラボレーションしている。
 
 本展では、15年にEspacio Fundación Telefónica Lima(ペルー)のコミッションで制作されたオーディオビジュアルスカルプチャー作品《constrained surface》を特別展示。さらに12月14日には、「MUTEK.JP 2019」にてLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)を会場に、黒川にとって日本では約7年ぶりとなるライブパフォーマンスとして最新作《subassemblies》を発表する。