EXHIBITIONS

紅子と省三 ―絵かき夫婦の70年―

2019.09.14 - 11.10

左から、深澤省三 《自画像》(1923、東京藝術大学蔵)、深澤紅子《スカーフの女》(1941、盛岡市蔵)

深澤省三 凍ったクジラを助けよう 1927 盛岡市蔵

深澤省三 トマト 『赤い鳥』1935年8月号表紙原画 ちひろ美術館蔵

深澤紅子 立てる少女 1959 東京国立近代美術館蔵

深澤紅子 花 1992 盛岡市蔵

 岩手の近代美術の発展に大きな役割を果たした2人の画家、深澤紅子・省三夫妻の展覧会が開催されている。

 盛岡市出身の深澤夫妻は、ともに東京の美術学校に学び、若くして同地で活躍した洋画家。2人は1945(昭和20)年に帰郷し、子供のための図画教室を開設したほか、岩手美術研究所で後進の指導にあたり、戦後岩手の芸術振興へ大きな貢献を果たしたことでも知られる。

 本展では、初公開作を含む2人の多彩な仕事ぶりを見せる優品約160点を展示。紅子によるモダンな女性像や野の花をテーマとした華やかな作品や、児童雑誌『赤い鳥』に寄せた省三の童画、また戦中に省三が従軍画家として滞在したモンゴルでの貴重なスケッチなど、深澤夫妻の70年わたる画業を紹介する。