EXHIBITIONS

(RE)PICTURE: 5×16-01

2019.10.11 - 11.03

(RE)PICTURE

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「視覚的な想像力の再生」をコンセプトに掲げるビジュアル雑誌『(RE)PICTURE(レピクチャー)』の創刊を記念した展覧会が開催中だ。

『(RE)PICTURE』創刊号には、これまで『Purple』や『i-D』といった雑誌へのコントリビューションや、数々のファッション・ブランドとのコラボレーションで注目を集めるマーク・ボスウィック、ポール・ハフ・アワードやMACK First Book Awardにノミネートされるなど、近年評価の高まるフランスの写真家マーヴィン・ルーヴェイ。そしてリアリティと写真の一貫性に対して問いを投げかける作品を精力的に発表するオランダのヤープ・シェーレン、 近年、Photo London / Somerset HouseやFoam 写真美術館で展覧会が行われているイギリスのセオ・シンプン、 今年11月に東京都写真美術館で始まる「日本の新進作家vol.16」展の出展作家のひとりに選ばれた日本の濱田祐史の5名が参加。

 写真家それぞれが『(RE)PICTURE』のコンセプトを解釈して16ページずつを担当し、ロンドンのデザインスタジオ・OK-RM(オーケーアールエム)のデザインによって再構成された。また、コンセプトに沿って本誌自体には文字情報がなく、書籍に関連して発表されたTシャツやトートバック、公式ウェブサイトにのみテキストを掲載。言葉の壁を超えたイメージという共通言語のみを載せることで、イメージから想像するという行為が持つ伝達力に注目し、現代社会に溢れている情報伝達としての画像とは異なる役割を表現する。

 展示会場では、本誌を印刷する際に使用した版をイメージごとに展示・販売。印刷が「複製」技術であるいっぽう、使用された版自体は1点のみの「オリジナル」も内包しうるととらえ、写真にも共通する「複製とオリジナルの関係性/パラドクス」に挑戦した試みとなる。