EXHIBITIONS

世紀末のパリ ミュシャとポスター

本展ポスター

 19世紀末のパリは、産業革命や近代都市の発展によって生活が大きく変化し、人々がベル・エポック(良き時代)を謳歌した。しかし繁栄に酔う人々がいる反面で、先行きに不安を覚える人々もいた。また科学技術の進歩により謎に包まれていた事象が明らかにされたいっぽう、目に見えない内面世界に興味を持つ芸術家たちも登場した。

 本展は、一側面ではとらえられないこの時代に活躍したアルフォンス・ミュシャと、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックやジュール・シェレなど同世代の画家たちの作品を紹介。あわせて、19世紀末パリを彩ったアール・ヌーヴォーに代わって、20世紀初頭に現れた新しいデザインのポスターにも焦点を当てる。