EXHIBITIONS
原田裕規「One Million Seeings」
原田裕規は、人々が見過ごしがちなモチーフに焦点を当て、挑発的な問題を提起するプロジェクトで知られる美術家。バブル期に一斉を風靡したクリスチャン・ラッセンや、心霊写真をテーマにしたプロジェクトを2012年から展開し、数々の展覧会や書籍を発表するなど注目を集めてきた。
今年の2〜3月にかけて原爆の図 丸木美術館で個展「写真の壁:Photography Wall」を開催。広島で被爆した親族を身近に当事者性を覚えながら、自身が感じる「越えられない壁」を約6メートルの「写真の壁」に見立てて表現した。
KEN NAKAHASHIでの初となる個展では、心霊写真のプロジェクトから発展させた、原田にとっては初めての試みとなる映像作品とデジタルコラージュで構成。映像作品の制作の背景には、原田がここ近年、個人的にも社会的にも、不条理な人間の憎悪、暴力、嫉妬などの感情を体験/目撃してきたことがあるという。「見届けること」や「意味を与えること」を念頭に、搬入期間中のギャラリーで24時間にわたり観客不在のパフォーマンスを行い、その様子をノンストップで記録し作品化された。
さらに映像とあわせて、2019年から制作を始めたデジタルコラージュの新シリーズも展示予定。
今年の2〜3月にかけて原爆の図 丸木美術館で個展「写真の壁:Photography Wall」を開催。広島で被爆した親族を身近に当事者性を覚えながら、自身が感じる「越えられない壁」を約6メートルの「写真の壁」に見立てて表現した。
KEN NAKAHASHIでの初となる個展では、心霊写真のプロジェクトから発展させた、原田にとっては初めての試みとなる映像作品とデジタルコラージュで構成。映像作品の制作の背景には、原田がここ近年、個人的にも社会的にも、不条理な人間の憎悪、暴力、嫉妬などの感情を体験/目撃してきたことがあるという。「見届けること」や「意味を与えること」を念頭に、搬入期間中のギャラリーで24時間にわたり観客不在のパフォーマンスを行い、その様子をノンストップで記録し作品化された。
さらに映像とあわせて、2019年から制作を始めたデジタルコラージュの新シリーズも展示予定。