EXHIBITIONS

児玉幸子「眩惑について —On Dazzling」

2019.10.07 - 11.01

児玉幸子 撮影=高田洋三

児玉幸子 撮影=高田洋三

 児玉幸子は1970年生まれのメディア・アーティスト。筑波大学芸術研究総合造形コース、同大学院芸術学研究科芸術学専攻を修了。2000年より磁性流体を応用したメディア・アートの研究を始め、磁力に反応してかたちを変える黒い液体「磁性流体」を使ったインタラクティヴ・インスタレーション、キネティック彫刻、写真や映像作品を手がけている。

 主な受賞歴に、SIGGRAPH Art Gallery入選(2001)、第5回文化庁メディア芸術祭デジタルアートインタラクディヴ部門大賞受賞(2002)、デジタルコンテンツグランプリアート分門最優秀賞(2002)。現在、電気通信大学准教授。

 本展では、作品の表面を磁性流体のスパイク(棘)が、ゆっくりと生命のようなリズムで立ち上がる児玉の代表シリーズ「モルフォタワー」のほか、多彩なメディアで展開する作品が展示される。(主催:東京パブリッシングハウス。)

 会期終了後の11月2日には、メディア・アートをテーマにしたシンポジウム「生命と非生命:メディアアートの視座から」を開催予定。