EXHIBITIONS

Artists in FAS 2019 入選アーティストによる成果発表展

2019.09.28 - 11.10

国分想 Message from the Scribble Gum 2019

越中正人 technical intern trainee 2018

下大沢駿 Ghost New 2019

田中唯子 stain(over fence) 2017

「Artists in FAS」は、藤沢市アートスペースが多様な創作活動に携わるアーティストたちに、制作の場と発表の機会を提供するアーティスト・イン・レジデンスプログラム。4回目となる今回は、国分想(こくぶ・はるか、1978年東京都生まれ)、越中正人(こしなか・まさひと、1979年大阪府生まれ)、下大沢駿(しもおおさわ・しゅん、1993年東京都生まれ)、田中唯子(たなか・あいこ、1991年東京都生まれ)の4名が選ばれた。

 見知らぬ土地に自らの居場所をつくるように、滞在した場所の植物を収集し、草木染めの布を縫い合わせたインスタレーションを手がける国分。現代の情報化社会の多様化が、かえって人々の考え方や選択肢を狭めている現状を写真や映像で表現する越中。コンクリートや折り紙を素材として、郊外の新興住宅地が内包する人工と自然を表現する下大沢。報道写真をもとに鉄粉で版をつくり、鉄錆を紙や石膏に写し取って版画を制作する田中。入選アーティスト4名は、7~9月まで作品制作のために藤沢市内をリサーチし、藤沢市アートスペースのレジデンスルームで滞在制作を行った。

 その成果を発表する本展では、各アーティストが藤沢の人々や風土に触れた経験が結実した作品を展示する。