EXHIBITIONS
没後20年 岩橋英遠展
岩橋英遠は北海道滝川村江部乙(現・滝川市)出身の日本画家。郷里で農作業に従事するなかで画家を志し、21歳で上京して山内多門と後に安田靱彦に師事。院展を中心に活躍し、1989年(平成元年)に文化功労賞、94年に文化勲章を受章するなど、戦後の日本画壇に大きな足跡を残した。
戦前はシュルレアリスムに影響を受けて前衛的表現を探求した英遠。やがて、独自の自然観に根ざした幻想的で雄大な作品を制作するようになり、北海道を主題とした作品も多く描いた。
本展では、初期の作品から、70代のときに故郷への思いを込めて描いた全長29メートルの大作《道産子追憶之巻》(1978-82)など晩年の作品までを展示。また、英遠の故郷にある滝川市美術自然史館が収蔵するスケッチ帳から、未公開を含むスケッチや習作をあわせて紹介し、画家の創造の軌跡を探る。
戦前はシュルレアリスムに影響を受けて前衛的表現を探求した英遠。やがて、独自の自然観に根ざした幻想的で雄大な作品を制作するようになり、北海道を主題とした作品も多く描いた。
本展では、初期の作品から、70代のときに故郷への思いを込めて描いた全長29メートルの大作《道産子追憶之巻》(1978-82)など晩年の作品までを展示。また、英遠の故郷にある滝川市美術自然史館が収蔵するスケッチ帳から、未公開を含むスケッチや習作をあわせて紹介し、画家の創造の軌跡を探る。