EXHIBITIONS

新世代への視点2017

小松崎晃

小松崎晃 蓮と鳥 2017

小松崎晃 蓮と鳥 2017

 銀座・京橋を中心とした10画廊が各々に推薦する新鋭作家の個展を同時開催する企画「画廊からの発言 新世代への視点 2017」。ギャルリー東京ユマニテでは1982年生まれの小松崎晃を紹介する。

 岩絵の具と墨を丁寧に積み重ね、丹念に画面を作り上げる小松崎の絵画には、静かにたたずむ鳥や地面をついばんでいるような鳥など、様々な様子の鳥が描かれている。「鳥の形に生きる事の不思議を感じ、人間とは違いあまり余計なことを考えることのなさそうな表情に惹かれる」と作家は言う。

 他方、そぎ落とされたフォルムで描かれた鳥に混ざって、図形のように直線で構成された鳥が描かれることもある。

 昨年のギャルリー東京ユマニテbisでの展覧会に続き2回目となる本展では、鳥をモチーフとした100号の新作を中心に10数点の作品を展示する。