EXHIBITIONS

村上 早 展

2019.09.23 - 10.05

村上早 きろく 2019

村上早 われる 2019

 村上早(むらかみ・さき)は1992年群馬県生まれ、2015年にデビューした銅版画作家。FACE展優秀賞をはじめ、今年の上田市美術館での個展「gone girl 村上早展」においても高評価を得た。

「銅の版=人の心」として、そこにつける傷は心的外傷と同等のものとし、また、傷につまるインクは「血」、それを刷り取るための紙は「ガーゼ、包帯」(治癒するもの)であると考える村上。自身の幼い頃からの生の記憶がもたらす心の傷を、不穏や残酷、無垢さを伴うユーモラスな情景として版の上に彫り込み、表現している。

 本展では、新作を含む銅版画の大作約4点とあわせ、小品を多数展示。