EXHIBITIONS

中村ケンゴによるソーイ展

中村ケンゴ Japanese Frogs 1995-2019

 現代美術作家・中村ケンゴと、ファッションブランド「soe(ソーイ)」のコラボレーションを記念した展覧会が開催中される。

 soeは2001年秋冬シーズンでスタート。伊藤壮一郎のディレクションにより、メンズとレディースウェアを中心に展開し、東京という都市が持つ性質、カルチャー、スタイルを背景としたデザインを表現している。

 中村は1969年生まれ。多摩美術大学および大学院で日本画を学び、Eメールで使われる顔文字を用いた「心文一致」シリーズや、ワンルーム・マンションの間取り図、マンガの吹き出しやキャラクターのシルエットなど、現代社会を表象するモチーフを用いたユニークな絵画を制作し続けてきた。また、絵画制作だけでなく、他ジャンルのクリエイターとのコラボレーション、展覧会やシンポジウムの企画運営を手がけ、2015年には『20世紀末・日本の美術ーそれぞれの作家の視点から』(共著=眞島竜男、永瀬恭一、楠見清、木村絵理子、小金沢智)を刊行するなど、幅広く活動している。

 本展では、M.I.U(東京・目黒)にて開催される「ソーイによる中村ケンゴ展」(9月21日〜29日)と連動し、メグミオギタギャラリーでは初となる洋服をメインとした展示を行う。
 
 M.I.Uより9月21日に販売開始となる、soeと共作した「心文一致」シリーズや、アーカイブ作品をコラージュしたアイテムも同時に展示。また、soeと中村による限定スーベニアアイテムの販売も予定している。