EXHIBITIONS

IMG/3組のアーティストによる映像作品展

荒木悠、高嶋晋一+中川周、迫鉄平

2019.09.21 - 10.20

荒木悠 The State of Light © YU ARAKI 2019

高嶋晋一+中川周 Landed 2019 ©︎ Shinichi Takashima+Shu Nakagawa

迫鉄平 P(rivate)P(ress) © Teppei Sako 2019

 近年活躍がめざましい3組のアーティスト、荒木悠、高嶋晋一+中川周、迫鉄平による映像作品展が開催。本展では、3組の近作映像、それぞれ15~20分ほどの作品を上映している。

 荒木は1985年山形市生まれ。2010年東京芸術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修士課程修了。文化圏や時代の隔たりによって生じる誤訳や差異、類似に着目した事象を再構成し、語り直す方法を模索している。

 迫は1988年大阪府生まれ。2014年京都精華大学大学院芸術研究科前期博士課程修了。瞬間を切り撮るスナップ写真の技法を応用した動画作品や、複数の瞬間を一枚の写真に畳み込むスナップ写真のシリーズを発表し、「決定的瞬間」から被写体と鑑賞者を解放することを試みてきた。

 高嶋晋一+中川周は、パフォーマンス作品などを手がけ執筆活動も行う美術作家の高嶋(1978年東京都生まれ)と、博物資料やプロダクツの撮影に携わる写真家・映像作家の中川(1980年高知県生まれ)によるユニット。14年から共同で映像制作を始め、画面内には映らないカメラの運動性を基軸に、測量に似た手法によって人間不在の世界を描く。