EXHIBITIONS

稲垣美侑「ほとりと羽ばたき」

2019.09.06 - 11.09

稲垣美侑

 稲垣美侑は1989年神奈川県生まれのペインター。2014東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。現在、同大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻油画に在籍。人々の暮らしや何気ない日常の小さな変化を見つめ、住まいや個人に内包される記憶から、その居場所をめぐって「所在の輪郭」を問いつづけてきた。

 近年の個展に、「遠い遠い、そとはあかるい」(Gallery Gigi、神奈川、2018)、「瞬きのうちに」(経堂アトリエ plum café、東京、東京)。参加した展覧会に、「パラランドスケープ “風景”をめぐる想像力の現在」(三重県立美術館、2019)、「KAMEYAMA 展」 Bank Bed Gallery / Guest House 田家[DENCHI]、東京、2018)などがある。

 本展では、稲垣が自身のルーツにつながる土地でもある三重県の鳥羽市を訪ね、鳥羽市の離島「神島」の風景の輪郭を探ることを試みた絵画作品が展示されている。