EXHIBITIONS

contact Gonzo+ YCAMバイオ・リサーチ

wow, see you in the next life. /過去と未来、不確かな情報についての考察

展覧会メインビジュアル

contact Gonzo+YCAM hey you, ask the animals. / テリトリー、気配、そして動作についての考察 2013 撮影=冨田了平(YCAM) 写真提供=山口情報芸術センター

「YCAM InterLab Camp vol.3: パーソナルバイオテクノロジー」でのcontact Gonzoによるエクササイズの様子 撮影=田邊アツシ 写真提供=山口情報芸術センター

contact GonzoとYCAMバイオ・リサーチのメンバー 写真提供=山口情報芸術センター

 アーティスト集団・contact Gonzoと山口情報芸術センター[YCAM]のバイオ・リサーチによる展覧会が開催される。

 contact Gonzoは2006年に結成され、現在のメンバーは塚原悠也、三ヶ尻敬悟、松見拓也、NAZEの4名。肉体を即興的に激しくぶつけ合うパフォーマンスを中心に身体表現を追求し、現代美術と舞台美術を横断しながら、国内外の美術館や劇場での企画展、ダンスフェスティバルなどで作品を発表してきた。

 YCAMでは13年にツアー型パフォーマンスを行ったほか、インスタレーション《hey you, ask the animals. / テリトリー、気配、そして動作についての考察》を展示。同作品では、山の斜面を滑降する、山中を駆け巡るといった自然のなかでの特殊なアクティビティから生まれる、非日常的な身のこなしや知性のあり方を提示たことで大きな話題を呼んだ。

 本展では「身体はどこから来て、どこへ行くのか」という問いを出発点に、YCAMが近年取り組むバイオテクノロジーの知見を生かしつつ、遺伝的また物語・伝承などによる継承からアプローチした新作インスタレーションを展開。身体を起点に、過去や未来の世代との経験の継承について新たな視点を示す。