特別展 天空ノ鉄道物語

「特別展 天空ノ鉄道物語」は、JR7社や東京メトロ、東京都交通局など各社局の協力を得て開催される、大型企画展。全国の鉄道系博物館でも通常は見られない蔵出しの貴重な展示品を軸に、「街をつくり、地域の発展を促し、文化を牽引してきた鉄道」を、1964年から2020年のオリンピックイヤーと結んで紹介する。

　本展の監修は、建築家・デザイナーの川西康之が担当。川西は、土佐くろしお鉄道・中村駅のリノベーションなどで知られ、近年では「WEST EXPRESS 銀河」（2020年春に運行予定）の車両デザインを手がけたことが記憶に新しい。

　本展は海抜250メートルの会場を活かし、これまでにない展示手法を使ったインタラクティブな演出やコンテンツを展開。国鉄時代の駅や改札の再現、歴史を振り返るアートやインスタレーション、ヘッドマークや時刻表、制服の展示など、鉄道文化の軌跡を体感できる空間となる。

　また日本独自の鉄道文化と縁のある「食」「旅」「アニメーション」「ゲーム」などもフィーチャーするほか、SLや駅、車両や地下鉄・私鉄など様々な切り口で鉄道の魅力を紹介する。加えて会場内では、鉄道写真家・中井精也の展示も開催。

※新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、開催を中止。