EXHIBITIONS
闘争そしてあるいは叙情
実業家であり、辻井喬の名で詩人・小説家としても知られる堤清二。実業家として革命的な経営によって、西武百貨店やパルコ、無印良品など多くの企業を時代の生活産業に成長させた。
いっぽう、詩人・小説家としては、室生犀星詩人賞を受賞した『異邦人』(1961)に始まり、『群青、わが黙示』(高見順賞、1993)、長編詩『わたつみ三部作』(藤村記念歴程賞、2001)など数多くの賞を受賞。このほかの作品に、小説『いつもと同じ春』(平林たい子文学賞、1983)、『虹の岬』(谷崎潤一郎賞、1994)、『沈める城』(親鸞賞、1998)、『父の肖像』(野間文芸賞、2004)などがある。
1981年に開館したセゾン現代美術館は、経営者と詩人・小説家という領域を超えた「堤清二」と「辻井喬」の合作というべきもの。「時代精神の根據地(こんきょち)」という開館宣言に、堤清二+辻井喬の思想と感性があらわれている。
本展「闘争そしてあるいは叙情 堤清二/辻井喬オマージュ展 最終章」は、11月25日に七回忌を迎える堤が愛した収蔵作品、著書、自筆原稿、愛用品、さらに交流のあった芸術家たちの作品と貴重な資料によって、実業家そして、詩人・小説家として創造した世界を展望する。
いっぽう、詩人・小説家としては、室生犀星詩人賞を受賞した『異邦人』(1961)に始まり、『群青、わが黙示』(高見順賞、1993)、長編詩『わたつみ三部作』(藤村記念歴程賞、2001)など数多くの賞を受賞。このほかの作品に、小説『いつもと同じ春』(平林たい子文学賞、1983)、『虹の岬』(谷崎潤一郎賞、1994)、『沈める城』(親鸞賞、1998)、『父の肖像』(野間文芸賞、2004)などがある。
1981年に開館したセゾン現代美術館は、経営者と詩人・小説家という領域を超えた「堤清二」と「辻井喬」の合作というべきもの。「時代精神の根據地(こんきょち)」という開館宣言に、堤清二+辻井喬の思想と感性があらわれている。
本展「闘争そしてあるいは叙情 堤清二/辻井喬オマージュ展 最終章」は、11月25日に七回忌を迎える堤が愛した収蔵作品、著書、自筆原稿、愛用品、さらに交流のあった芸術家たちの作品と貴重な資料によって、実業家そして、詩人・小説家として創造した世界を展望する。