EXHIBITIONS

館蔵ミニチュア展

~小さなものの大きな魅力~

2019.09.07 - 12.01

つとい(展開) 2.53×6.23cm

小林礫斎制作のミニチュア 象牙ケースの大きさ 3.4×2.6cm

象牙簞笥 左:0.84×0.55×0.75cm 右: 0.85×0.54×0.84cm

お茶道具のミニチュア

桑兎蒔絵硯箱 4.13×2.91×0.81cm

礫斎拵えたばこ入れ 2.47×3.61cm(袋部分)

調度などのミニチュア

雛道具のたばこ盆

 たばこと塩の博物館が、墨田区に移転・リニューアルオープン後初となるミニチュア作品の展覧会を開催中だ。

 1978年に東京・渋谷に開館したたばこと塩の博物館は、過去4回のミニチュア展を開催。展示を重ねるごとに寄贈を受け、いまでは明治から戦前のものを中心としたミニチュア作品約1500点を所蔵。稀代の職人・小林礫斎(こばやし・れきさい)作品を含むオーダーメイドのミニチュア約800点からなる「中田實コレクション」を核とし、素材の吟味と、職人の超絶技巧が遺憾なく発揮された、繊巧な作品で構成されている。

 このほか、江戸玩具や暮らしの道具、郷土玩具、人形などを集めた、素朴で懐かしいミニチュア約600点で構成される「倉田コレクション」、江戸から明治にかけての雛道具の喫煙具類約20点を集めた「ミニチュア喫煙具コレクション」などもミニチュアコレクションの一角をなしている。

 本展では、それぞれのコレクションの収集経緯や特徴を紹介しながら、博物館が誇るミニチュア作品約1500点を一堂に展示する。