EXHIBITIONS

須賀悠介「Modification of destiny」

2019.10.13 - 11.10

メインヴィジュアル

「LEE SAYA」外観

 東京・下目黒に新たなギャラリースペース「LEESAYA」がオープン。こけら落としは、SFや科学哲学などを参照した立体作品を手がけるアーティスト・須賀悠介の個展が開催される。

 須賀は1984年東京都生まれ。立体作品をベースに、日用品を用いたオブジェや3DCGの映像作品など様々な素材からなる新奇な作品を制作している。近年は「高松コンテンポラリーアート・アニュアルvol.06/物語る物質」(高松市美術館、2017)、「Ghost Roaming」(LAGE EGAL RAUM FÜR AKTUELLE KUNST、ベルリン、2016)、「Duality of Existence」(FriedmanBenda、ニューヨーク、2014)など国内外の展覧会に参加した。

 身体機能の拡張や時空の往来など、人類が元来超えられない様々な制約をいかに克服できるか考察し続ける須賀。本展では新作を通して、人類が近代化によって自らに課した不自由な常識や、美意識を乗り越えるための試みを実践する。

「LEESAYA」のスペースは平安時代から続く目黒不動尊龍泉寺の参道に位置。落ち着いた街並みと現代作品、新旧入り混じる雰囲気を楽しむことができそうだ。