EXHIBITIONS
エドワード・ゴーリーの優雅な秘密
幻惑的な物語と繊細で優雅なイラストからなる作品で世界中にファンを持つ絵本作家、エドワード・ゴーリーの展覧会が開催される。
ゴーリーは1925年シカゴ生まれ。少年時代より読書好きで、イギリス古典文学にも親んだ。美術を学ぶためにシカゴ・アート・インスティチュートに進学し、第2次世界大戦での従軍を終えて、ハーバード大学でフランス文学を専攻した。この学生時代に美術と文学のみならず、歌舞伎やバレエなどの舞台芸術や様々な分野、地域の芸術に対する造詣を深め、創作の根幹を築いた。
50年に本の制作活動を開始。絵本には繊細なモノクロームの線で描かれた個性的で不思議な登場人物たちを登場させ、ストーリーは文学に傾倒したゴーリーらしく、古語や造語、押韻などが散りばめたテキストを謎解きのように組み立て、アイロニカルで少し不気味な世界を生み出した。また舞台を愛したゴーリーは絵本にとどまらず、舞台の衣装やポスターなどのデザインも手がけた。
ゴーリー独自の世界観はシュルレアリストのマックス・エルンストや映画監督のティム・バートンなど多くの芸術家や文化人を魅了し、日本でも近年『うろんな客』『不幸な子供』などの絵本の翻訳が次々と発表されたことでその人気が高まっている。
本展は、エドワード・ ゴーリー公益信託とブランディーワイン・リバー美術館が主催する世界巡回の原画展を日本で初めて公開するもの。2016年より全国を巡回し、原画に資料や書籍などを加えた約350点を通してゴーリーの作品世界を紹介する。
ゴーリーは1925年シカゴ生まれ。少年時代より読書好きで、イギリス古典文学にも親んだ。美術を学ぶためにシカゴ・アート・インスティチュートに進学し、第2次世界大戦での従軍を終えて、ハーバード大学でフランス文学を専攻した。この学生時代に美術と文学のみならず、歌舞伎やバレエなどの舞台芸術や様々な分野、地域の芸術に対する造詣を深め、創作の根幹を築いた。
50年に本の制作活動を開始。絵本には繊細なモノクロームの線で描かれた個性的で不思議な登場人物たちを登場させ、ストーリーは文学に傾倒したゴーリーらしく、古語や造語、押韻などが散りばめたテキストを謎解きのように組み立て、アイロニカルで少し不気味な世界を生み出した。また舞台を愛したゴーリーは絵本にとどまらず、舞台の衣装やポスターなどのデザインも手がけた。
ゴーリー独自の世界観はシュルレアリストのマックス・エルンストや映画監督のティム・バートンなど多くの芸術家や文化人を魅了し、日本でも近年『うろんな客』『不幸な子供』などの絵本の翻訳が次々と発表されたことでその人気が高まっている。
本展は、エドワード・ ゴーリー公益信託とブランディーワイン・リバー美術館が主催する世界巡回の原画展を日本で初めて公開するもの。2016年より全国を巡回し、原画に資料や書籍などを加えた約350点を通してゴーリーの作品世界を紹介する。