EXHIBITIONS

法貴信也

法貴信也 無題 2019 © Nobuya Hoki Courtesy of Taka Ishii Gallery

法貴信也 無題 2019 © Nobuya Hoki Courtesy of Taka Ishii Gallery

「二本画」という独自のアプローチで絵画に挑むペインター・法貴信也(ほうき・のぶや)の個展が開催される。

 法貴は1966年京都生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻終了後、同地を拠点に活動。これまで、アッセンブリッジ・ナゴヤ 2017、「蜘蛛の糸」(豊田市美術館、2016)、「キュレーターからのメッセージ 2012 現代絵画のいま」(兵庫県立美術館、兵庫、2012)、 「肌理と気配-Textures」(国際芸術センター青森、2012)などに参加した。

「二本画」とは、黒の線の分解色として、濃紺と赤茶色の2本線で描く絵画表現。本展では、法貴が2012年以降に確立した「地」「線」「汚れ」の3要素から生まれる絵画空間をさらに複雑化させた作品や、身体性に着目して大小様々なキャンバスに挑んだ作品など、「二本画」の新展開を見せる最新作約15点が展示される。