EXHIBITIONS

Mon YVES SAINT LAURENT

2016年の展覧会風景

2016年の展覧会風景

 日本服飾文化振興財団が所蔵するイヴ・サンローランのヴィンテージで、「不変のエレガンス」と「未来を感じさせるファッション」を表現する展覧会が開催される。

 日本服飾文化振興財団は2014年、重松理(株式会社ユナイテッドアローズ名誉会長)によって設立。服飾に関する知識の普及と服飾文化の伝承を図るため、服飾資料館の運営、講演会・セミナーの開催を行うとともに、若手服飾デザイナーへの支援による服飾知識・技能の向上と、日本の服飾文化の振興に貢献することを目的としている。

 同財団は、評議員である小林麻美から寄贈された、主に1970〜80年代初旬にかけてのイヴ・サンローランのヴィンテージ約180着を所蔵。ファッション史の一部を彩るピースが揃っており、これらを服飾文化資料館にて一般公開している。

 本展では、イヴ・サンローランのヴィンテージコレクションから代表的なアイテムを使用し、「つねに進化し続けるファッション」をコンセプトに会場を構成。また、小林自らが着用したビジュアルと「未来を感じさせるスタイリング」を映像で紹介。デザインやディテールなどを間近に、モードの最高峰イヴ・サンローランが持つ魅力を感じることができる空間となる。