EXHIBITIONS

柳幸典つなぎプロジェクト プロローグ

2019.09.14 - 11.24

Installation view of the exhibition "Waste Land" at ANOMALY, Tokyo Photo by Keizo Kioku Courtesy of ANOMALY

「柳幸典つなぎプロジェクト」は、つなぎ美術館が2008年に始めた「住民参画型アートプロジェクト」の一環として、3年をかけて取り組むプロジェクト。住民が実行委員となり、出展作家の柳幸典と学芸員らとともに、同館の開館20周年にあたる2021年に開催する大型個展に向けて実施されている。

 柳は、現代社会がはらむ諸問題にユーモアを交えながらも正面から向き合う作品を発表し続けるアーティストとして、世界から注目されてきた。いっぽう、近年は瀬戸内海の百島を拠点に、現代美術によるアートツーリズムの実践も試みている。

「柳幸典つなぎプロジェクト」の1年目の成果展でもあり、3年間の取り組みのプロローグともなる本展では、柳のアーティストとしての立ち位置と表現手法の変遷を伝える過去作品の一部を、映像を交えて展示。また、津奈木町でのリサーチから構想したアイデアを、スケッチなどで紹介する。