EXHIBITIONS

髙柳恵里「それは、正確であるか」

2019.09.07 - 10.26

髙柳恵里 2枚 2019 © Eri Takayanagi

髙柳恵里 的確な決定 2019 © Eri Takayanagi

 ものが持つ性質を独自の視点でとらえ、日常にひそむ未知を作品化するアーティスト・髙柳恵里の個展が開催される。

 髙柳は1962年神奈川県生まれ。88年多摩美術大学院美術研究科修了。90〜91年までミラノ国立 美術学院に留学。これまで、身近なものや出来事を素材にわずかな行為を施すことで、「既存」を疑い認識そのものを問う作品を手がけてきた。近年の個展に、「事実」(TALION GALLERY、東京、2017)、「不意打ち」(TIME & STYLE MIDTOWN、東京、2013)、「油断」(上野の森美術館ギャラリー、東京、2014)などがある。

 本展では、「特定化できないことを、そのまま正確にかたちにする」を前提に、会場の特質に応じた立体作品や、写真作品の新作を発表。会期初日には、南雄介(愛知県美術館館長)を迎えたトークイベントも行われる。