EXHIBITIONS

「京都詩情」写真家 甲斐扶佐義 初回顧展

元離宮二条城 二の丸御殿台所|09.20 - 10.05

甲斐扶佐義 シャボン玉と少女 1991 © Kai Fusayoshi

甲斐扶佐義 毎日がお引越しのおじさん 1976 © Kai Fusayoshi

甲斐扶佐義 出雲路の姉御と付き人の姐さん 1976 © Kai Fusayoshi

甲斐扶佐義 撮影散策の相方は鍵っ子 1979 © Kai Fusayoshi

甲斐扶佐義 「私が将来何に成りたいか判る?」と糺ノ森の妖精が訊いてきた 1981 © Kai Fusayoshi

甲斐扶佐義 ヤカタ(置屋)へ急ぐ先斗町の芸妓さん 1990 © Kai Fusayoshi

 京都市とアンスティチュ・フランセが主催する現代美術のイベント「ニュイ・ブランシュKYOTO 2019」の一環として、京都を撮り続ける写真家・甲斐扶佐義(かい・ふさよし)の初回顧展が開催される。

 甲斐は1949年大分県生まれ。11歳で写真の撮影を開始。「創造的無秩序」と呼ばれる雰囲気で多くのファンを有した京都の伝説的喫茶店・ほんやら洞(2015年に焼失)、様々な文化人が集う「Bar八文字屋」のオーナーとしても知られ、店を訪れた人々を作品のモデルとしても起用している。また文筆家として、90年代に京都新聞紙上でフォトエッセイを連載。現在も写真と並行して執筆活動を続けている。

 2001年より欧米各地の展覧会に招聘参加し、19年にはフランクフルトのGalerie Isolaで個展を開催。主な写真集に、『路地裏の京都』『Beautiful Women in Kyoto』『京都 の子どもたち』『京都猫町ブルース』など40冊以上を発表している。
 
 本展は世界遺産・二条城を舞台に、甲斐の未公開作を含む作品150点を展示。懐かしさやノスタルジーを感じさせるモノクロ作品を日本で紹介する、待望の回顧展となる。キュレーターは、パリのフランス国立造形芸術センター(CNAP)の写真コレクションヘッドキュレーターを務めるパスカル・ボース。かねてから甲斐の作品を本格的に日本に紹介する機会を熱望していたボースのキュレーションを通して、ヨーロッパでも愛される甲斐の魅力を垣間見ることができるだろう。