EXHIBITIONS
武田海 個展「光をまたげ 内側から光れ」
武田海は1972年東京生まれの現代美術家。東京芸術大学工芸科染織専攻を修了した後、バルセロナに渡ってマッサーナ美術学院彫刻コースに2年間在籍し、98年からの8年のあいだ同地で活動。2000年にマドリッド銀行主催のコンペティション「Generacion2000」で彫刻部門大賞を受賞し、本格的な作家活動をスタートさせた。
初期は主に「もの」に蓄積する時間について思考をめぐらせた、時間感覚から派生する事象を扱う立体作品を制作。ヨーロッパの複数の美術館やギャラリーで発表を行った。2006年の帰国後は東京を拠点とし、楮紙(こうぞがみ)を工業用ミシンで縫った独自素材による人物彫刻を多数制作。サブカル、原発、震災、医療大麻、ファシズムなど、男女不平等などを中心とした様々な社会問題と作家個人の間にポエティックな接合を見出し、表現の幅を広げてきた。18年からは、以前より続けてきたドローイングの制作に重きを置いて、平面作品を中心に手がけている。
本展では、大和言葉から連なる「身」という言葉を車窓に、男女不平等社会への懐疑を中心テーマに風刺の効いた平面群を展開。風刺やメタファーのものさしが厳しくなるなか、諧謔や嘲弄を織り交ぜた大胆な絵によって、規制・統制されない健全な社会と美術を世に投げかける。会期中の9月13日には、会田誠をゲストに招きトークイベントを開催予定。
初期は主に「もの」に蓄積する時間について思考をめぐらせた、時間感覚から派生する事象を扱う立体作品を制作。ヨーロッパの複数の美術館やギャラリーで発表を行った。2006年の帰国後は東京を拠点とし、楮紙(こうぞがみ)を工業用ミシンで縫った独自素材による人物彫刻を多数制作。サブカル、原発、震災、医療大麻、ファシズムなど、男女不平等などを中心とした様々な社会問題と作家個人の間にポエティックな接合を見出し、表現の幅を広げてきた。18年からは、以前より続けてきたドローイングの制作に重きを置いて、平面作品を中心に手がけている。
本展では、大和言葉から連なる「身」という言葉を車窓に、男女不平等社会への懐疑を中心テーマに風刺の効いた平面群を展開。風刺やメタファーのものさしが厳しくなるなか、諧謔や嘲弄を織り交ぜた大胆な絵によって、規制・統制されない健全な社会と美術を世に投げかける。会期中の9月13日には、会田誠をゲストに招きトークイベントを開催予定。


